ジュリアン・フォベール
「(得点を決めたのに、その1試合だけで終わってしまった。レイモン・ドメネク監督とは何かあったの?)
ドメネクとの間に悪い関係があったとは言えないよ。そういうものはなかった。
彼はメディアに話す前に連絡はくれなかった。ウェストハム・ユナイテッドに行くことを決めた時も、なにも話していない。何もね。
それは彼の内向的なメンタリティから来るものだと思うよ。僕は『ビッグ4』の一員ではなかったし、ビッグチームにもいなかったしね」
「(2007年にボルドーからウェストハムへ移籍したね?)
僕はスコット・パーカーに感銘を受けた。彼は、仲間を戦いに連れて行くことが出来る人物だ。ピッチで全てを尽くす。チームメイトのために戦う。勝利のために戦う。それは僕と同じ考え方だ。
また、マーク・ノーブルやジェームズ・コリンズ、ジェームズ・トムキンスもそうだった。彼らはドレッシングルームではフレンドリーな男たちだが、ピッチに出ると男になる。
これは、フランス人がイングランドから学ぶべきことの1つだよ。彼らは本当にプロフェッショナルだ。何も不平不満を言わない」
「(2009年1月、レアル・マドリーへ移籍したね?)
すぐに理解できるよ。自分はトップレベルに辿り着いたと。彼らはサッカーのことだけを考えられるようにあらゆるものを与えてくれる。
ローンでレアル・マドリーと契約したのは1月31日だ。そして、2月2日には全ての準備が整った。子供の学校も、車も、なにもかもね。
誰もがすぐに適応できるよ。そして、ピッチの上では周りに素晴らしいクオリティを持つ選手がいる。世界最大のクラブに来たのだな、とすぐに感じられるよ」
「(ファンデ・ラモス監督の下では2試合しか出られなかったね?)
多くの試合でプレーできなかったとしても、僕は多くのものを学んだよ。勝利の魂を学んだ。ワールドカップやチャンピオンズリーグを制覇した選手たちとともにプレーした。彼らは、まだ勝利を渇望していたよ。
もし最下位のチームと戦ったとしても、彼らは勝利を求めていた。彼らは飽きなど感じることはなかった」
フォベールが語る「ベンチ居眠り事件」、そしてウェストハムへの愛
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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