『Gazzetta dello Sport』は「中国の3企業がイタリア・セリエAのインテルと交渉を行っている」と報じた。

現在厳しい経営を強いられていると言われるインテル。秋までには5000万ユーロ(およそ61.5億円)を得なければいけないとも伝えられている。

ピエロ・アウジリオSDはそれを否定しているが、エリック・トヒル会長が自身の株式を売り出していることを明らかにしており、さらにUEFAからもファイナンシャル・フェアプレーの監視対象になっていることも考えれば、少なくとも何らかの資金調達が必要な状況であることは推測できる。

そして、現在ゴールドマン・サックスとの提携の上で中国方面の投資家と接触していると言われており、先日その候補は同国最大の家電小売業社である蘇寧グループだと伝えられた。

しかし、今回の報道によれば、それ以外にも2つのグループが接近しているとのこと。エリック・トヒル会長が最も接近しているのが蘇寧であり、その他の人物は他の投資家との接触を行っているようだ。

前会長で株式の30%を保有しているマッシモ・モラッティ氏は、中国鉄建のワン・チン氏との交渉を進めている。

また、インテルのスポンサーであるピレリのCEOであるマルコ・トロンケッティ・プロベラ氏は、中国化工集団公司(ChemChina)との接触を行っているという。

相手はともかく、今回売却されるインテルの株式は20%で、その額は6000~9000万ユーロ(およそ73.8~110.6億円)程度になると考えられている。

今後どのような動きになるかはまだ不透明であるが、少なくとも数ヶ月の間に何らかの結論が出ない限りは資金が得られない。その場合、インテルにはUEFAからの制裁が科せられる可能性もある。

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