15日、『Bloomberg』など各メディアは、「ACミランと中国+アメリカ系コンソーシアムとの交渉が合意に達しつつある」と報じた。

昨年夏にタイの富豪ビー・テイチャウボル氏に株式の49%を売却する方針を固めたミラン。しかしその後手続きは遅々として進まず、数度の延期を経て現在も停滞中だ。

ミランの株を所有している持ち株会社フィニンヴェストはこの交渉に見切りをつけたと考えられており、先日中国系コンソーシアムと接触していることが報じられている。

その中国系コンソーシアムをまとめているのはイタリア出身のアメリカ人実業家サルヴァトーレ・ガラティオートであると伝えられた。

彼はメジャーリーグのシカゴ・カブス、NBAのゴールデンステート・ウォリアーズ、NFLのワシントン・レッドスキンズなどにも投資したことがあり、アメリカのスポーツ界では重要な人物だ。

彼を中心とした中国系コンソーシアムは、ミランの株式を過半数以上獲得することを希望しており、シルヴィオ・ベルルスコーニ氏に代わって会長に就くことも求めているという。

【次ページ】しかし、交渉には大きな問題も・・・