『ESPN』は「ブラジル代表MFウィリアンのスケジュールを巡って、チェルシーとブラジルサッカー連盟が対立している」と報じた。

今夏大きな2つのイベントを抱えているブラジル。アメリカを舞台にコパ・アメリカ・センテナリオが開催され、地元ではリオ五輪をホストする。

前者は6月3日~20日、後者は8月4日~20日のスケジュールで行われ、開催期間にバッティングはないものの、当然休日はその分削られることになる。

とはいえこんな機会はほとんどなく、サッカー選手としては千載一遇のチャンス。両方に出場したいという選手は多く、今季好調を見せるウィリアンもその一人だ。

記事によれば、現在ブラジルサッカー連盟はチェルシーに対して「ウィリアンをオリンピックで解放するよう」求めているとのこと。

そして、その事実をウィリアン自身が明かしており、本人も「どちらのコンペティションでもプレーしたい」という欲求を隠していない。

ただし、プレミアリーグの開幕は8月13日であり、オリンピックに出場するということはプレシーズン全てを逃すばかりか、スタートにも間に合わないという状況となる。

そのため、チェルシーとブラジルサッカー連盟の間では今後数ヶ月綱引きが行われそうだ。ウィリアンは「両者が争って欲しくない」と語っているが、どうやらそう簡単にはいかないようだ。

なお、ブラジルはオリンピックで他にもネイマール、そしてミランダの招集を考えていると伝えられている。

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