リヴァプールに処分は及ぶか?

UEFAのアンチ・ドーピング規則第11条によれば、『チームに複数の違反者がいた場合、チーム全体がテストを受けなければならない可能性がある。イベント中に2名以上が違反した場合、チームは失格、または他の懲戒処分の対象になることがある』という。

コロ・トゥレが禁止薬物テストに失敗したのは2011年であるため、規則に照らし合わせれば同イベント中ではないということになる。

肝心なところ、今後どうなるのか?

サコはこの違反について火曜日まで応答の権利がある。当然ながら、Bサンプル(検査時には必ず2種類の検体を提出する)の調査を要求するだろう。

UEFAの記載によれば、世界アンチドーピング機構の規定に準拠した罰則が与えられる。意図的で深刻な違反と考えられた場合、最大4年の出場停止が言い渡される。

先日アーセナル戦でアナボリックステロイドが検出されたアリヤン・アデミ(ディナモ・ザグレブ)に対しては、その最大値となる4年間の出場停止が言い渡された。決して「脅し」ではない規定なのである。

サコのケースについては、UEFA会長やオーストリアの医師トーマス・パルトゥルなど9名のメンバーで構成された倫理委員会によって検討される。

このプロセスが何であれ、ママドゥ・サコに対してはおそらく大きな罰金が言い渡される他、今夏のEURO2016の出場停止のみならず、来季もプレーできない可能性は高い。

負傷していたコロ・トゥレが6ヶ月であったことを考えれば、サコはおそらく最低でもそれ以上の罰則になるだろう。ただでさえドーピングに関しては世界的に厳しい処分が求められている状況だ。もしBサンプルも陽性になった場合、2016-17シーズンに戻ってくることが出来るかどうかも疑わしい。

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