コロンビアのデポルティボ・カリは23日、新たな指揮官に元コロンビア代表DFマリオ・ジェペスを招へいしたことを発表した。

“赤い悪魔”ことアメリカ・デ・カリの宿敵にしてコロンビア屈指の強豪として知られるデポルティボ・カリだが、先日のリベルタドーレスでボカに2-6と大敗し、公式戦7試合未勝利になったところでクラブはフェルナンド・カストロ監督を解任。

後任に呼ばれたのは2014年ワールドカップで主将としてコロンビア代表を過去最高成績のベスト8に導いたレジェンドだった。

「もし他のクラブからのオファーだったら受けなかっただろうね」

土曜日の就任会見で、ジェペスはこう話した。

ジェペスにとってカリは生まれ故郷であり、1997~1999年に在籍した古巣でもある(就任会見の23番はカリ時代の背番号)。1999年にはクラブをリベルタドーレスの決勝にまで導いたが、ブラジルのパウメイラスに敗れ、ジェペスは涙を流して悔しがった。

その後、アルゼンチンのリーベルやフランスのナント、PSG、イタリアのミランなどで活躍。ワールドカップの後には南米に戻り、サン・ロレンソでプレーした。

ファンは現役の最後にカリでのプレーを望んでいたが実現せず今年1月に引退。しかし、カリがリベルタドーレスのグループステージで未勝利のまま最下位に終わったことで、今度は“指揮官ジェペス”の待望論が高まっていた。

ジェペスとカリの契約は2017年12月までとなる。

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