川崎フロンターレの攻撃を司るチャンスメイカー、中村憲剛。
先週末に行われた柏レイソル戦でも大久保嘉人の得点を供給しており、今季のリーグ戦でのアシスト数は早くも「5」に。リオ五輪のオーバーエイジに推す声も少なくない。
そんな中村がこの試合で見せたお手本のようなスルーパスがこちら。
0-0で迎えた6分、車屋紳太郎からのパスを受け取ると即座にルックアップし、相手DFラインのギャップを突くこのスルーパス!
登里享平が左サイドに大きく張っていったことから、増嶋竜也と中谷進之介の間に“門”ができていたのだ。
結局このパスが通り、登里は中で待っていた大久保にクロスボールを送ったのだが、惜しくもこれが合わず得点にはならなかった。
ある程度俯瞰して見るとイメージが湧きやすいのだが、ピッチの後方からこのパスコースが見えているあたりは流石である。パスが出る前から登里は走り出しており、受け取る側の動きも見事だった。
ちなみにアシストにはならなかったものの、川崎の先制ゴールも中村のパスから生まれている。