彼らに一体何があったのだろうか?

大きな要因の1つに挙げられるのが、41歳エドゥアルド・コウデ監督の存在だ。

コウデ監督は選手時代、リーベルでアイマール、サビオラらとプレーし活躍。洗練されたテクニックと卓越したビジョンが光る玄人好みのプレーメイカーで、アルゼンチン代表に推す声もあったほどの選手だ。

現役時代(上)は銀髪がトレードマークだったコウデ監督(下)

結局タレント揃いだった代表には招集されず、その後、スペインのセルタへ移籍するも失敗。以降はメキシコを拠点に息の長い活躍を続け、2011年に引退した。

そのコウデ監督が2015年、現役時代の古巣でもあるセントラルの指揮官に就任して以降、チームは上昇カーブを描き続けている。いきなりその年の国内カップで準優勝に輝くと、リーグ戦で3位に入り、2006年以来となるリベルタドーレスの出場権を獲得したのだ。

迎えた今年、ナシオナル(ウルグアイ)、パウメイラス(ブラジル)といった強豪がひしめくリベルタドーレスのグループステージで首位通過を果たすと、さらにラウンド16でグレミオ(ブラジル)を退け、8強入りを決めている。

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