『Mirror』は「イングランド・プレミアリーグのリヴァプールは、FCポルトのアルジェリア代表FWヤシヌ・ブラヒミの獲得に向かっている」と報じた。

ヤシヌ・ブラヒミは1990年生まれの26歳。フランスの国立育成機関であるクレールフォンテーヌで育成され、その後レンヌでプロデビューを果たしたアタッカーである。

フランスではスーパーサブの一人に留まってしまったが、その後移籍したスペインのグラナダで活躍を見せ、2014年にFCポルトへ。現在では世界でも屈指のウイングとして注目を集めている。

強みはなんといってもドリブル突破。圧倒的なテクニックと切れ味でディフェンスを切り裂くプレーで知られ、アルジェリア代表でも中心的な存在となっている選手だ。

彼に対してはユヴェントス、ミラン、ヴォルフスブルクなど様々なクラブも注目しているという。契約解除条項は6000万ユーロ(およそ74億円)と設定されている。

ただ、彼の権利は複雑だ。ポルトやベンフィカは「売りっぷりがすごい」と話題になることも多いが、そもそも多くの選手の保有権を100%は所有していない。

ブラヒミの場合、ポルトが所有しているのは50%で、残りはジョルジュ・メンデスとの関係で知られる投資会社ドーイェン・スポーツが持っている。なお、当初は80%が投資会社持ちだったが、ポルトが昨年30%を買い取った結果こうなっている。

イングランド・プレミアリーグでは選手の保有権を第三者が所有することを禁じているため、エリャキン・マンガラやマルコス・ロホの交渉は非常に複雑なものになってしまった。

ブラヒミに関しても当然リヴァプールが手を付けようとした場合、その問題がのしかかってくることが予想される。

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