18日にフランスで開幕したトゥーロン国際大会。

U-23日本代表の入ったB組は翌19日に始まったが、参加国が奇数のため、日本の登場は次の試合から。ただ最初に対戦する南米のパラグアイ代表がアフリカのギニア代表と戦った。

前半12分に先制を許したパラグアイだが、30分、「パラグアイのアグエロ」こと18歳の“神童”セルヒオ・ディアスがいきなり魅せる!

味方が逆サイドでボールを持った瞬間、ディアスは左サイドからゴールに向かって斜めに走り、パスを呼び込む。トラップ後に一度足を止めるが、そこから急加速しあっという間にマーカーを振り切ると、最後は意表を突いたタイミングでシュートを放ちゴールを決めた。

2014年に16歳でプロデビューし、約3か月の間に8ゴールを決めたディアス。「セロ・ポルテーニョのアグエロ」、「パラグアイのアグエロ」などと呼ばれ、マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、アーセナルといったビッグクラブが関心を示していることが報道された。

しかし、昨年は飛び級で参加したU-20南米選手権、それからU-17南米選手権、U-17ワールドカップで奮わず、国内でも5ゴールで終了。話題性がややトーンダウンするなかで迎える今回のトゥーロンは、再びその才能を示す絶好の舞台となるだろう。日本とパラグアイの試合は明日23時45分にキックオフ、この模様はNHKでも放送される。

試合はその後もゴールを重ねたパラグアイが3-1で勝利。なお、B組のもう1試合は、イングランドがポルトガルを1-0で下している。

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