U-21イングランド代表はトゥーロン国際トーナメントのグループリーグで首位通過を決めている。先日のギニア戦でようやく初勝利をあげた日本代表が、最後に戦う相手である。
チームには、プレミアリーグでレギュラーを掴んでいるメンバーも含め、名のある選手が揃う(メンバー表はこちら)。
彼らが現在プレーするチームは多岐にわたるが、多くはレンタルに出されていたもので実は多くの選手たちはある2チームの出身なのだ。
チーム1:サウサンプトン
育成に定評のあるサウサンプトン下部組織出身の選手は、マット・ターゲット、カラム・チェインバース(現アーセナル)、ジャック・スティーブンス(元はプリマスの下部組織出身、今季はコヴェントリーへローン)のDF陣に加え、MFのジェームズ・ウォード=プラウズと4名が連なる。
今季33試合に出場しているMFの存在は、日本代表にとっても大きな脅威となるだろう。
チーム2:チェルシー
チェルシーの若手選手といえば海外への武者修行が多いことでも知られる。今回トゥーロン国際トーナメントに参加したメンバーも例外ではない。
ナサニエル・チャロバーはナポリで、ルイス・ベイカーはフィテッセで研鑽を積んだ。それ以外にも未だトップチームの出場はないが、大器の予感を感じさせるケイシー・パーマー、すでにレンタル先のブレントフォードで結果を残しているジョン・スウィフトとこちらも4名を送り込んでいる。
この2チームで、U-21代表のほぼ半分を占めており育成上手なクラブといっても過言ではないだろう。
それ以外に複数メンバーを送り込んでいるのはウォルヴァーハンプトン(2名)、サンダーランド(下部組織出身1名、下部リーグから若くして引き抜いた選手1名)で、第二勢力と言えよう。
また、意外にもマンチェスター・ユナイテッドからの選出は0であった。