市立吹田サッカースタジアム

場所:大阪府吹田市

収容人数:3万9694人

アクセス:大阪モノレール万博記念公園駅から徒歩15分、

JR東海道線(京都線)茨木駅からバス10-15分

クラブ:ガンバ大阪(J1)

状況:2015年10月に完成済み

利用開始:2016年2月


By Kanko3131 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=47...

遂に登場したJの最先端、市立吹田サッカースタジアムの外観。

改めて、Jリーグスタジアムの根本的概念すら変えた、吹田スタジアムについて。

Jリーグ開始以来ガンバ大阪が本拠地にした万博記念競技場は1972年完成で老朽化が激しく、国際基準も満たさないため、新スタジアムの建設が必要でした。ここでガンバや親会社のパナソニックは大阪府などの地元自治体の動きを待たず、自分達で資金を集める事を決断します。

関西経済界の支援も受けて2010年3月に発足した「スタジアム建設募金団体」は建設費140億円のうち一部の公的助成を除く全額を企業や個人の寄付で集めると宣言し、2014年のガンバ三冠達成も追い風になって、5年間で138億2700万円の募金を集めました。これに政府のCO2削減関係助成金を加え、総額140億8500万円の建設費を確保して、当初の予定より8千人多い4万人収容のサッカー専用スタジアムを作りました。

建設段階でも徹底的にコストが削減され、ほぼ直線だけで作られた、装飾を排除して観戦のしやすさに特化したスタジアムになっています。そして、5万円以上寄付をした企業や個人のネームプレートも展示されています。

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