『Gazzetta dello Sport』は「ミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ会長が入院した」と報じた。
現在御年79歳となるベルルスコーニ氏。9年前に心臓の病気が悪化したため、アメリカで手術を受けペースメーカーを埋め込んでいる。
記事によれば彼は火曜日の朝に病院に運ばれ、心臓の問題に関する一連の検査を行ったとのこと。
その結果特に心配されるような兆候はないと診断されたようだが、今後当面のケアを行うために入院を続けるという。
ただ、これによって問題となるのは、現在進められているミランの株式売却交渉である。
中国の投資グループに5億ユーロで70%の株式を売却するための動きを見せているミランであるが、その独占交渉権は6月21日までしか結ばれていない。
契約の期限は15日に設定されていると言われているが、それに関しても遅延される可能性があるようだ。
以前からメディアでは「シルヴィオ・ベルルスコーニ会長は株式を売却したがっていない」という記事が掲載されており、交渉の行方が注目されていたこのタイミングでの入院。
これによって状況がどのように転んでいくのかが注目される。