インターナショナルマッチウィーク中でも、お構いなしに開催されるJ2。

8日に行われた町田ゼルビア対清水エスパルスの試合は1-2でアウェイの清水が勝利したのだが、決勝点となった北川航也のゴールは見る者を魅了する柔らかなタッチから生まれている。

0-1とリードして迎えた82分、六平光成がセンターサークル内でボールを拾うと前線へと長いパスを送る。

するとこのボールに町田DFの背後を取った北川航也が抜け出し、上空から落ちてくるボールを巧みにトラップ。そして相手GK髙原寿康と一対一になりながらも、冷静に左足でシュートを決めリードを広げた。

北川は1996年7月生まれの19歳。

清水エスパルス下部組織出身でJFAエリートプログラムU-13に選出された経歴を持ち、U-14からU-19代表までの日本代表にコンスタントに選ばれた当世代No.1の実績を誇るストライカーだ。恵まれた身体能力を武器に、野性味溢れるプレーでゴールを狙う。

この試合では枝村匠馬との交代で63分から途中出場を果たしていたが、出場から20分ほどでチームに勝利をもたらし決勝点をマークした。あれだけ上空からボールが落ちてくればコントロールは容易では無いのだが…まるでディミータル・ベルバトフが憑依したかのように優しいトラップであった。

試合後、北川の評価を問われた清水の小林伸二監督は「なかなか飛び出しての得点は取れていなかったけれど、今回はよく浅いラインの裏を突いてくれたし、後方から来たボールをよくインサイドで止めた。若いですから自信を持って次につなげてくれればいい」とコメント。

また、町田DF金聖基はチームの2失点目について、「全体としてはうちが攻めている中で、2失点目がもったいなかった。前のめりになったときに一発でやられた」と振り返っている。

試合はこのあと鈴木孝司が1点をあげたものの、清水が1-2と勝利している。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい