EURO2016 グループD第2節、チェコ対クロアチア戦のキックオフ直前にこんな出来事があった。
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国歌斉唱の際、涙を見せていたのはクロアチア代表のキャプテンであるDFダリヨ・スルナ。彼は5日前に父親を亡くし、その葬儀を終えたばかりだった。
[Qoly] EURO出場中のクロアチア代表、キャプテンであるスルナの父親が死去か https://t.co/D9jBy3SuES
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年6月12日
日曜日の第1戦終了後に訃報を知らされたスルナは、月曜日に母国での葬儀に駆けつけた後、再びチームへと戻ってきた。
クロアチア代表最多キャップを誇る34歳のDFは、こう思いを述べていた。
ダリヨ・スルナ(クロアチア代表DF)
「私と家族にとって、非常に辛い瞬間だった。
私達とともいてくれた全ての人々に心から感謝したい。特に日々サポートしてくれたチームメイトたちに。
それは私にとって大事なものだった。
手助けしてくれたクロアチアサッカー連盟にも感謝する。そして、ファンにも。数え切れないほどのメッセージやメールを受け取ったんだ。
今はもう大丈夫、準備はできているよ。
皆、父の最後の望みについては分かっている。それは僕がチームに戻り、代表のためにプレーすべきということ。
彼は人生を全てを僕と僕のキャリアに注いでくれた。彼のためじゃなければ、私はここにはいなかったでしょう」
また、「私がクロアチア代表のためにプレーしていた時が、父は最も幸せだった」とも述べていたそうで、あの瞬間様々な思いが交錯していたようだ。