『Ghanasoccernet』は「ガーナ代表監督を務めているアヴラム・グラントは、ポーランドのパスポートを受け取った」と報じた。

かつてチェルシーで指揮を取ったことでも知られているアヴラム・グラント氏は、2015年のアフリカネイションズカップを前にガーナ代表監督に就任。

協会会長からも「優勝は期待しない」と言われるような状況であったが、わずか1ヶ月余りの準備でチームを準優勝に導いた。

その後「海外遠征が多すぎる」「国内を重視しない」と協会内部やメディアから批判も受けつつも、2017年アフリカネイションズカップには余裕で出場を決めるなど結果を残している。

しかし、彼は知られているようにイスラエル人。

そのため、現在サリー・ムンタリなどがプレーしているサウジアラビアなどの中東諸国に入国することを拒否される可能性がある。

ワールドカップに向けての準備をするにあたって、この問題は大きな障害になることが予想されていた。

そこで、アヴラム・グラント監督と協会は早い段階から他国の国籍取得を行う計画を発表しており、ついに今回それに成功した。

グラント氏はイスラエル国籍ではあるが、父親はナチス・ドイツにシベリアへ追放されたポーランドのユダヤ人である。そのためグラント氏もポーランドを年間4〜5回は訪れるとのこと。

月曜日に行われたロンドンでのセレモニーにおいて、彼にポーランドのパスポートが渡されることになったという。

これによってグラント氏が積極的に進めている海外の視察はさらに自由さを増すことが予想されており、ワールドカップ連続出場に向けての助けになりそうだ。

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