駅を降りてまず目に飛び込んでくるのは、歴史を感じさせるサン=ジェルマン=アン=レー城だ。

もともとは12世紀に築かれたサン=ジェルマン=アン=レー城。

一度消失しており、現在のものは16世紀にフランソワⅠ世が再建したもの。こうした建築物が駅の目の前に建っているあたり、さすがはヨーロッパという感じである。

その他にもサン=ジェルマン協会が近くにあり、中世ヨーロッパの文化財を身近に感じることができる。

これはパリの建造物全てに感じることだが、細部へのこだわりが半端ではない。

駅から半径50m圏内に、こうした建物が揃っているのだ。

【次ページ】パリ近郊には二つの「サン=ジェルマン」がある