アイルランド代表のDFでフランス戦で退場処分を受けたシェイン・ダフィー、彼はまだ若いころ臨死体験を経験していたことを回想した。『Guardian』などが伝えている。
当同代表の同僚シェイマス・コールマンは言う。
シェイマス・コールマン
(アイルランド代表DF)
「シェインは6年前ほぼ死んでいたことを忘れてはいけません」
エヴァ―トン時代もチームメイトだったシェイマス・コールマン、それによると事件は2010年5月に起こったという。
アイルランドのマラハイドでアマチュアのチームとトレーニングマッチをしていたダフィーは相手GKエイドリアン・ウォルシュとの衝突に巻き込まれ、肝臓を裂傷し緊急手術をする事態となった。
ダブリンのマター病院へ担ぎ込まれたとき、彼を担当したジョン・オバーンは言う。
ジョン・オバーン
(アイルランド・チームドクター)
「ここ100年間で再び見ることはないぐらいの大けがでした」
だが、脅威の回復力を見せたダフィーは、同月28日に退院。エヴァ―トンでチャンスをつかむことはできなかったが、その後ヨーヴィル・タウンなどでプレーした。今季は、ブラックバーンでレギュラーを掴みリーグ41試合に出場した。
EURO2016でイタリア代表に勝利した後、ダフィーはこう語った。
「我々は輝かしいチームスピリットを持っています。ワンチャンスをゲットするために常に進んでいると感じますね」
今大会では残念ながら、フランス代表の前に1-2で敗退したが、その裏には大きなドラマがあったのだ。