攻撃データ
次に4チームの攻撃面でのデータを見て行こう。
先にドイツのポゼッション率の高さを述べたが、パス成功率に関してもドイツが他を寄せ付けていない。敵陣でのパス成功率で80%を超えることはなかなか難しい。それが85%というのは今大会のドイツのコンビネーションの高さをうかがわせるものだ。一方で枠内シュート率は4チームで最も低いわけだが・・・。
さて、ドイツにかなわないまでもフランス、ポルトガルともにパスの成功率は高い。ロングパスの率も低く、ショートパスをつないでくるチームという面では変わらないだろう。その数字は、繋ぐチームではないウェールズと比較すれば明らかだ。
フランスに比べて、ポルトガルは攻撃面で幾つか光るポイントがある。まずは、今大会では左サイドバックのラファエル・ゲレイロに注目が集まっているが、クロス数137が光る。また、オフサイドが非常に多く、被ファール数も優れている。
フランスの13得点は立派な数字。ポルトガルの6試合で得点8は決して多い数字ではないが、対戦相手が紙一重でかわしてきたと言えるだろう。