『Football-Oranje』は「中国で指導者を務めているジョン・ファン・ルーン氏は、その状況を『幼稚』と語った」と報じた。
かつてアヤックスやフェイエノールトでプレーしたFWのファン・ルーン氏は、現在中国のHuaaoqidiアカデミーでマネージャーを務めている。
『NOS』のインタビューに応えた彼は中国での仕事について以下のように話し、トップレベルの国にするにはあまりにも多くのことが必要だと語った。
ジョン・ファン・ルーン
「中国のサッカーは、用具という点でとても幼稚な状況にある。
私が50個のボールを頼むと、二人のトレーナーと働いているからと言って30個のボールしか受け取れない。大きなゴールポストを要求すると、小さなゴールポストがやってくる。
中国でのトレーニングは、ヨーロッパとは全く違う状況にある。例えば、選手は携帯電話を持ちながらプレーしている。練習を説明しようとしているときにも。
選手は注意散漫で、私が練習を行っている最中にも写真を撮りたがっている。私は彼らに『もっと注意を払いなさい』と言わなければならない。
練習の終わりにミニゲームをする。そこで勝者と敗者が分かれるという点については、彼らには理解しにくい概念であるようだ。
中国をトップレベルの国にするには、あまりにも多くのことが必要だ。我々はそれを助けるパイオニアとしてここにやってきているが、アカデミーをセットアップしようと思えば、すべてが必要になる。
例えば、良いピッチ、器具、そしてボールだ。我々が今使っているものも、ヨーロッパのスタンダードとは完全に違うものだ。
もし中国のセットアップが良ければ、良いアカデミーと施設を作り、とても早く進歩させることが出来るだろう。
中国は様々なことで迅速に成長を遂げてきたが、サッカーという点では、良い意図を持って用具を整備すること、野心を持つことが必要になる」