昨季ACミランのエースとして活躍を見せ、不調のチームの中で存在感を発揮したコロンビア代表FWカルロス・バッカ。
クラブ自体がなかなか安定しない状況でありながらシーズン18ゴールを決めた彼には多くのオファーが舞い込んでいると言われている。
そして、ここに来てその移籍話はどんどん進んでいるようだ。
11日には『Calciomercato』が「ACミランは、ウェストハム・ユナイテッドがバッカ獲得に向けて提示した条件に合意した」と報じた。
その際に伝えられたのは移籍金2500万ポンド(およそ34.9億円)という額。問題はバッカ本人の給与で、選手側は週給12万ポンド(およそ1680万円)というディミトリ・パイェットと同程度の額を要求しているとのことだった。
なお、現在バッカは週6万ポンド(およそ840万円)を受け取っているという。
しかし、話はこれで終わらなかった。
15日には『Gazzetta dello Sport』が「カルロス・バッカは、チャンピオンズリーグでの戦いを求めており、アーセナルへの移籍を望んでいる」と報じたのである。
クラブ間ではおよそ3000万ユーロ(およそ35.2億円)での交渉が行われていると伝えられており、ウェストハムよりも大きな個人条件を提示できるのではないかといわれている。
ところが、またさらに違った話も。『Calciomercato』は、「ACミランのアドリアーノ・ガッリアーニ副会長は、カルロス・バッカの売却に向けてアトレティコ・マドリーとの会談を行う」と報じた。
こちらについては、どうやらクラブ間の交渉がまだうまくいっていないようだ。アトレティコ・マドリー側の提示価格が求められるだけの条件に達していないが、まだミランは交渉を保持しているという。
ミランは現在ビジャレアルのDFマテオ・ムサッキオの獲得に動いており、その資金を調達するためにバッカの売却は必須条件であるとのこと。