『Sunday People』は「大連万達グループの創業者ワン・チャンリン(王健林)氏は、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)の買収に近づいている」と報じた。
「バギーズ」の愛称を持つWBAのオーナーはジェレミー・ピース氏。イングランド人ビジネスマンで、2000年にクラブの株式を過半数獲得した人物だ。
しかし彼は2013年にクラブを売却する方針を発表しており、それから2年以上にわたって株式の買い手を探していた。
そこに接近してきたのが、アジア最高の富豪と言われる中国人実業家ワン・チャンリンであるとのこと。
Wang Jianlin é o novo dono disto tudo. E ainda só está a começar https://t.co/NMR4WwnagG pic.twitter.com/nmxcUjAlLf
— Dinheiro Vivo (@dinheiro_vivo) 2016年7月17日
総資産300億ドル(およそ3兆1600億円)に達すると言われる彼は、アトレティコ・マドリーの株式を20%所有していることでも有名で、近年はスポーツビジネスへの進出を進めている。
大連万達グループも、ゼップ・ブラッターの甥が創業したメディア企業インフロントを傘下に収め、さらにFIFAの公式パートナーとして関係を深めてきた巨大コングロマリットである。
[Qoly] FIFAの新公式パートナーにゼップ・ブラッターの影? https://t.co/0f7Frw2wgJ
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年3月19日
WBAの購入額はおそらく1億5000万ポンド(およそ209.7億円)になる可能性が高いと考えられている。
もし中国から大きな投資がWBAに注入されることになれば、イングランド・プレミアリーグは更に混迷を極める舞台になりそうだ。