かつては中盤だった
クラヴァンは、実は中盤の選手としてキャリアを始めている。また、同じエストニア代表だった父親ジンタールの後を継ぐ司令塔として期待された。ジネディーヌ・ジダンが幼年期のアイドルだったとか。
キャリアの初期には、エストニアのガールズバンドであるヴァニラ・ニンジャのレナ・クールマーと付き合っていたが、関係は長く続かなかった。
メディアは「エストニアのベッカム」と書いていたが、クラヴァンがディフェンダーに転向したために使えなくなった。
オランダのヘラクレスでプレーしていた時に左サイドバックを努め、その後AZアルクマールに移籍したあとセンターバックに定着している。
ブンデスリーガ屈指のDF
クラヴァンはAZアルクマール時代、チャンピオンズリーグのグループリーグで初めてプレーしたエストニア人選手になった。これまで3度のエストニア最優秀選手に輝いている。
2012年にアウクスブルクの誘いがあった際、彼はブンデスリーガへの移籍を断ることができなかった。
アウクスブルクは、ブンデスリーガのレスターと言っても過言ではない。2000年代初頭には4部にまで落ちていたが、2011年に1部に昇格し、昨年はヨーロッパリーグに出場した。
クラヴァンは、アウクスブルクを次のステージに到達させた選手の一人だ。加入後すぐにその頑健な守備でサポーターの大きな支持を得るに至った。