エヴァートンは、スティーヴ・ウォルシュをフットボールディレクターとして招聘したと発表した。

ウォルシュはレスターでこれまで2期6年に渡りスカウトの責任者やアシスタントコーチを務めるなどしてきた人物だ。

特にクラウディオ・ラニエリ監督とはチェルシー時代にも一緒に働いてきた間柄。昨季大ブレイクしたエンゴロ・カンテを猛プッシュしたのもウォルシュであり、その慧眼は非常に高く評価されている。

他にもリヤド・マフレズやジェイミー・ヴァーディを発掘したほか、チェルシー時代にはジャンフランコ・ゾーラ、ディディエ・ドログバ、マイケル・エシエンらの獲得を推薦したとされている。

また、岡崎慎司の獲得にも関わったウォルシュ。そんな彼はアーセナルにも狙われるなどレスターにとっては超重要人物となっていたのだが、ついに“移籍”が決まってしまった。

スティーヴ・ウォルシュ(エヴァートン新FD)

「私はこのクラブをよく知っている。自分のルーツは(イングランドの)北西にあるからね。

私の兄弟であるミッキーはボブ・ラッチフォードがいた頃のエヴァートンの選手だった。その事実を常に誇りに思ってきた。

それに、随分前になるが私の最初の教員研修はリヴァプール・ホープ大学だった。

このクラブに来ることができて本当に興奮しているし、仕事に取り掛かるのが楽しみだよ」

辣腕で知られたウォルシュの退団はレスターにとって痛恨のはず…。

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