リオ五輪で日本代表と同じグループに入ったスウェーデン代表。

22人の代表メンバーにはヘンリク・ラーションの息子であるヨーダン・ラーションも選出されていたのだが、五輪には参加しないことになったようだ。

所属クラブであるヘルシンボリとスウェーデンサッカー協会から、その旨が発表されている。

今回の五輪にはクラブ側に派遣義務がないほか、国内リーグも中断なく行われる。現在ヘルシンボリは負傷者の影響で起用できるストライカーが2人しかしないそうで、そういった状況にあることからFWであるヨーダンを引き留めることにしたとのこと。

ヘルシンボリの監督である父ヘンリクは「最も大事なのはヘルシンボリだ。ヨーダンの状況や彼が逃したものについては理解している。残念なことだが、これもフットボールの一部だ。彼の事が悲しいよ。間違いなくいい経験になったろうからね」などとコメント。

一方、ヨーダン本人は「(五輪出場は?)夢だった。それと同時に僕はヘルシンボリの選手であり、今僕が行くことはいいことにならないように見える。この決定について完全に理解しているよ」と語った。

なお、スウェーデンの五輪代表にはストライカーと呼べる選手がヨーダンとミカエル・イシャクの2人しか選ばれていなかった。ヨーダンの辞退にホーカン・エリクソン監督は「もちろん失望している。すでにあまり多くのFWがいないなかで、さらに重い影響を及ぼす」と述べている。

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