サンノゼで行われた2016年のMLSオールスターゲーム。今回の対戦相手はアーセナルであった。

結果は1-2でアーセナルに軍配が上がったが、MLS側の得点者はあの人だった。

ディディエ・ドログバ!チェルシー時代の盟友であるGKペトル・チェフ相手にゴールを陥れてみせた。

これまでドログバに何度も煮え湯を飲まされてきたアーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督も、こう讃えるしかなかった。

アーセン・ヴェンゲル(アーセナル監督)

「彼は常に我々を痛めつけてきた。またそれを続けたね。

ハーフタイムに思ったよ。『まだ我々を痛め続けるのか、アメリカでも!』ってね。

ドログバは典型的なゴールを掠め取る選手だ。彼はボックス内であれがやれる。

ボックス内で若いDFたちとやり合っている彼を見て、私は常に危険だなと思っていた。

彼が勝りゴールを決めるであろうことが分かるからね。そして、彼はそれをやった」

一方、アーセナル相手に存在感を見せたドログバは、旧友との対決を楽しみにしてたと明かした。

ディディエ・ドログバ(モントリオール・インパクトFW)

「楽しかったよ。ペトル(チェフ)相手にゴールできたからね。

でも自分のゴールやパフォーマンス以上に大事なのは結果だ。最後の時間帯で負けてしまったのはちょっとがっかりだったね」

チェフ相手のゴールを喜びつつ、勝てなかったことへの悔しさを覗かせていた。ヴェンゲルも「彼は勝者だ。人生の最後までああいう感じだろう」と語ったように、常に勝利を目指すドログバらしいコメントであった。

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