4. ユニフォームに関する謎
五輪では他にも、思わず「むむ?」と言いたくなるようなことが起きる。
こちらは、5日に行われたグループAのブラジル対南アフリカ戦の写真だが、ブラジルが黄色のシャツを着てプレーしているのに対し、南アフリカのパンツやシャツの一部には同じ黄色が使われていた。
FIFAやUEFA主催のコンペティションでは、こうした混同を避けるため両チームのユニフォームははっきりと区別のつくものを着用するよう事前に通達が行われるが、あろうことか五輪の初戦でこうしたことが起きてしまった。
こちらは広く知られていることだが、五輪では出場チームが各サッカー協会のエンブレムをユニフォームにつけることができない。
五輪では各国のオリンピック委員会という単位での出場しか認めておらず、サッカー協会やサッカー連盟といった概念は排除されるからだ。そのため本来協会のエンブレムがある場所には、その国の国旗や特殊クレストがつけられる。
ちなみに、イングランドやウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4チームが五輪に出場できないもこれと同じ理由だ。