かつて世界で最も有望な若手選手のひとりだったマリオ・バロテッリ。そんな彼も今月12日で26歳になった。リヴァプールでは戦力外となっており、現在は移籍先を探しているところだ。
そのバロテッリの市場価値の話題を『alcioefinanza』が伝えている。参考にしているのは、お馴染みの移籍情報サイト『Transfermarkt』だ。
バロテッリの市場価値の変遷を見ると、このようになる。
最も高額に設定されていたのは、マンチェスター・シティに在籍していた2011-12シーズン終了時。3200万ユーロ(現レートで36.3億円)というものだった。
シティがプレミアリーグ優勝を果たしたこの年、21歳だったバロテッリはシーズン17ゴールを記録。そして、夏のEUROではドイツ戦で圧巻のゴールを決めるなど今後の飛躍を感じさせた。
だが、ロベルト・マンチーニ監督との衝突もあり、2013年1月にミランへと電撃移籍。その後、2014年8月にはリヴァプールへと移った。当時の移籍金はそれぞれ2000万ユーロ(現レートで22.7億円)ほどだとされているが、それ以降の評価は右肩下がりだ。
ミランへの電撃復帰も功を奏さず、現在の市場価値は600万ユーロ(6.8億円)。これはインテルにいた18歳当時の評価額と変わらない。そして、絶頂期だった22歳当時からの4年で82パーセントも価値が下落したことになる。
涙も見せた前回大会のEUROから4年でこうなってしまうとは…。もはや若手ではなくなったバロテッリ、ここから復活できるだろうか。ひとまずはこの夏の去就が注目される。
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