ブラジルで開催中のリオ五輪はいよいよ佳境を迎える。そんななか『worldsoccertalk』では、アメリカにおけるサッカー中継の話題を伝えていた。

なんでも、日曜日に行われたMLSシアトル・サウンダース対レアル・ソルトレイク戦の視聴者数が今季ワーストだったという。また、5月15日以降にFOX Sports1で放送しているMLSの試合は、視聴者数が20万以上に達したことが一度もないという。

ただ、FOXやESPN、Univisionといった放送局の加入者数は昨年より軒並み伸びているそう。そんななか、例年ならMLSにとって好調であるはずの8月の落ち込みぶりが懸念されているとのこと。

また、FOXではレアル・マドリー対セビージャのUEFAスーパーカップ、バイエルン対ドルトムントのDFLスーパーカップも放送。ただ、どちらもレスターとマンチェスター・ユナイテッドが対戦したFAコミュニティ・シールドの視聴者数には及ばなかったそう。

そんななか、NBCSNで放送されたアーセナル対リヴァプールの開幕カードは74.5万人の視聴者数を記録。また、メキシコ1部リーグのLiga MXも平均で50万人以上の視聴者を集めており、アメリカでは強いコンテンツとなっているという(アメリカで行われるメキシコ代表戦にもヒスパニック系が大挙する)。

そういった現状から見て、アメリカ国内においてオリンピックの影響を最も受けていないサッカーリーグはLiga MXとプレミアリーグになるとしている。

これはアメリカ国内のサッカーに限ったTV事情ではあるが、五輪が他スポーツの放送に与える影響としてはなかなか興味深い。

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