27日に行われたリーグ・ワン(3部)のチャールトン・アスレティック対ボルトン・ワンダラーズの試合では一種異様といえる事件が起こった。

チャールトンの本拠地であるザ・ヴァレーで行われた試合は1-1の引き分けで終了している。しかし、問題になったのは結果ではなく、その間に観客席で掲げられた旗だった。

スタジアムに詰めかけたサポーターは、スタジアムのディレクター席の前に北朝鮮の国旗を掲げていたのである。

このところは成績が低迷し、下部リーグが定位置となってしまっているチャールトン。

オーナーを務めているのはベルギーの政治家、実業家であるローラン・デュシャートレ氏である。

スタンダール・リエージュの元オーナーであり、現在はシント=トライデン(ベルギー)、カール・ツァイス・イエナ(ドイツ)、ウィペシュト(ハンガリー)、アルコルコン(スペイン)の主要株主でもある。

彼とCEOのカトリアン・メール氏に対しては、ファンから強烈な批判が投げかけられている。一部の過激なサポーターはベルギーに住むメール氏の両親の元を訪れ、放送できない言葉が書かれた書面を渡すという行為にも至ったという。

それらの行動に対してクラブ側はシーズンチケット購入者に対して「行動契約書」へのサインを求め、ソーシャルメディアへの投稿などを制限しようと試みたのだ。

当然ながらこれらの行為はファンの怒りを逆なでする結果になり、もはや対立は手の施しようがない状況にまで至っている。

その「検閲行為」といえるものに対する抗議として、チャールトンのファンは以前から「北朝鮮のようだ」という意味でこのようにカトリアン・メール氏を揶揄していた。

深刻な状況が続くチャールトン。かつてはプレミアリーグでも大きな存在感を発揮していた彼らが力を取り戻せる時はやってくるのか?