オセアニア大陸のポリネシアに位置し、豊かな自然と美しい海で知られる島国ニュージーランド。

旅行先や留学先としても人気であるそんなニュージーランドが、国旗の変更の準備をしているのだという。

ニュージーランドにはイギリスに統治されていた歴史がある。そのことは国旗のデザインからも窺え、実際、現在の国旗の左上にはユニオンジャックが描かれている。

しかし、イギリス連邦に属するカナダやウガンダ、南アフリカといった国家の国旗にはユニオンジャックが描かれておらず、自身のデザインを持っている。そのため、独立国家としての尊厳を守るためにもジョン・キー首相は国旗のデザインについて最大限の努力を行っており、このほどその新デザインを一般公募したのだ。

結果、1万292のデザイン案が集まり、審査を経て40案にまで絞り込まれた。その候補となるデザインを、ニュージーランド政府観光局がGIFで紹介している(再生ボタンを押せばデザイン案が順次表示されます)。

こちらがそのデザイン案である。

これまでの青を基調としたデザインとは異なり画期的なものが目立つが、それでも多くのデザインに用いられているのが「南十字星」、「波」、「シダの葉」の三つだ。

南十字星はニュージーランドの代名詞のようなもので、現在の国旗にも描かれていることで知られている。ニュージーランドでは常に南の空で確認することができる。波のような絵柄も、島国であるニュージーランドを象徴するマークだ。スキューバダイビングの名所も多数ある。

そして、それらと同様に目立つのだシダの葉のデザインだ。

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