混迷きわめる名古屋グランパスに、頼りになる男が帰ってきた!

28日、名古屋で長く活躍した田中マルクス闘莉王が復帰を果たしたのだ。

名古屋への復帰について闘莉王は、記者会見で「誰もが、今のグランパスの苦しい状況を理解しているとは思いますが、苦しんでいる仲間を見ていられません」とコメント。

また、出産間近の奥さんに説得もできていない状況であるようで、「今朝も叱られました」とのこと。

それでも、「いまは名古屋をなんとかしなければという気持ちですが、まだブラジルのこともなんともなっていません。考えれば考えるほど恐ろしい状況なのですが、名古屋にいるからにはやるしかないという気持ちです」と話している。

そんな闘莉王は昨シーズン限りで名古屋を退団となっていた、どのクラブにも所属せずブラジルでトレーニングを続けていた。

昨季は30試合に出場し5得点をあげるなど主力として活躍していたが、ホーム最終節となるJ1セカンドステージの第16節ヴァンフォーレ甲府戦で決めたアシストがコレ。

0-1とリードされ迎えた31分、永井謙佑からのクロスボールを頭で落とし、最後はミリヴォイェ・ノヴァコヴィッチ!

相手DF津田琢磨にしっかりと体を当て、優位な体勢を取るスキルはさすが闘莉王だ。このプレーは闘莉王がJリーグでマークした最後のアシストであるが、名古屋はこの試合を見事4-2と勝利している。

ちなみに、闘莉王がJリーグで最後に決めたゴールはこんな形。

セカンドステージの第12節ヴィッセル神戸戦、田口泰士のフリーキックに竹内彬が合わせてコースを変えると、ゴール前で待っていた闘莉王が押し込んだ!

半年以上にわたって実戦の機会がない闘莉王だが、名古屋にとってはいろんな意味で大きな補強となるはずだ。

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