今年5月、同性愛を告白したことで強烈な嫌がらせ行為を受け、それに耐え切れず引退を表明したスペイン審判がいたのを覚えているだろうか。

彼はヘスス・トミジェロ。ウェイターをしながら夢だったサッカーの審判として働き、ユースの試合に関わってきた21歳の人物だった。

しかし、同性愛者であることを告白したことから観客による激しいヤジを受けることになり、最終的には引退を表明していた。

彼はその後多くの応援の声を受けることになり、審判の仕事に戻ることを決意。先週末のCDラサール対アトレティコ・サバル戦で現場への復帰を果たしたのだった。

だが『Daily Record』の報道によれば、そこでアウェイ側にペナルティキックの判定を下した彼に対し、観客から「オカマ野郎」など心ないヤジが再び飛ばされた。

さらに、すでに有名になっている彼のツイッターには殺害を予告する投稿が行われ、足を切り落とされた人体や射殺体の写真まで送られてきたという。

ヘスス・トミジェロはこれらをカディス警察に訴えており、その記録を自身のツイッター上で公開している。

事件を経てLGBT啓発活動のアイコンとなったヘスス・トミジェロ。多くの応援を受けたことによって立ち上がった彼は、これまで以上に強く戦いを続けていく覚悟であるようだ。