かつてニューカッスル・ユナイテッドで「NEXTアラン・シアラー」の候補として話題を集めていたFW、マイケル・チョプラ。
プレミアリーグではあまり大きな活躍をすることが出来なかったものの、2部では2006-07シーズンに22ゴール、2009-10シーズンに16ゴールを決めるなど大きな実績を残している。
彼は昨季スコットランドのアロア・アスレティックを退団した後所属先がない状況となっている。かつて所属していたインディアン・スーパーリーグのケララ・ブラスターズからも今季は声がかからなかった。
ただ、現在もまだトレーニングを続けており、新しいクラブを探している状態にある。
しかしその一方で、彼は先日インド代表に入りたいという意思を明らかにして大きな話題になった。
彼の祖父母は1950年台にイギリスへと引っ越してきたインド人であり、チョプラ自身もまだイングランド代表のキャップは持っていない。
FIFAの規則に従えば、イングランドを選択していたU-20時代にもインド国籍を持っており、フル代表キャップもないので、招集される権利はあることになる。
32歳になった彼は今英国のパスポートを放棄する意思を示しており、弁護士とともにインド代表の権利を獲得するための動きを見せているのだ。
ところが、彼について答えたインド代表監督のスティーヴ・コンスタンティン氏は以下のように話し、『市民権を獲得してもそのチャンスはない』と語ったと『Times of India』が伝えた。
スティーヴ・コンスタンティン
「それは起こることはないだろう。彼は32歳だ。インドの市民権を獲得することを決めたとしても、全体的なプロセスに2年はかかる。遅すぎる。
彼が本当に国際的なキャリアを望んでいたのならば、2002年にそのチャンスはあった。私は彼に電話をかけて、このチームに入る価値があると伝えた。彼はそれを取らなかった。そういうことだよ」