日本人選手や日本人レフェリー以上に、国際舞台で活躍する人材が出ていないと言われる日本人指導者。
ワールドカップを経験した日本人監督は岡田武史のみであり、強豪チームで指揮を執った日本人も今のところはいない。
しかしこのほど、ヨーロッパの1部リーグで日本人指導者が監督デビューを飾ったようだ。
その指導者の名前は、星川敬だ。
星川氏は1976年5月生まれの40歳。
東京ヴェルディの下部組織で指導者の経験を積み、その後は女子サッカーの世界へ。
2010年にINAC神戸レオネッサの監督に就任すると、チームに初となるリーグタイトルをもたらし、2012年までに計2度リーグ優勝と3度の皇后杯制覇を成し遂げるなど黄金期をもたらした指導者である。
そんな星川氏は2012年にイングランドへと渡り、チェルシー・レディースのコーチに就任。その後もヨーロッパで指導者としてキャリアを積み、今年4月にはスロベニア1部プルヴァ・リーガのNKツェリェでセカンドコーチとなっていた。
そんなNKツェリェでは、先日行われたカップ戦のNKクルシュコ戦で、ロベルト・ペヴニク監督が退席処分に。そのため、17日に開催されたリーグ戦のドムジャレ戦では星川氏が代理でチームを指揮したというわけだ。