「Daily Echo』は「サウサンプトンのレジェンドである元ノルウェー代表DFクラウス・ルンデクヴァムは、自殺を計画していたことを明らかにした」と報じた。
クラウス・ルンデクヴァムは1973年生まれの43歳。1996年にブランからサウサンプトンに加入し、2008年までセンターバックとして活躍していた選手である。
ノルウェー代表としても40capを保有していた選手だったが、晩年は足首の怪我に悩まされ、35歳で現役を離れることを余儀なくされた。
引退後、彼はコカインとアルコールに溺れ、さらにセックス中毒にも悩まされることになった。長期の療養を余儀なくされ、妻は子供を連れて彼から離れていった。
幻覚症状に苦しむ彼はパパラッチに狙われていると錯覚し、自宅に隠しカメラを設置し、毎晩ナイフを持って家の周りをパトロールしていたという。
ルンデクヴァムは今回『Saints and Sinners - Southampton’s Hard Men』という書籍を出版することになり、それに際してのインタビューで自殺を計画していたことを明らかにした。
クラウス・ルンデクヴァム
「妻は二人の娘を連れて離れていった。1人でサウサンプトンの大きな家に残された私は、死ぬまで飲もうと自分に言い聞かせていた。それが運命であると。
私はそれを受け入れ、リオデジャネイロへの片道切符を買った。戻ってくるつもりはなかった。これが最後の旅になると考えていた。
私はリオデジャネイロをよく知っていた。そこには私が求めるものがあると思っていた。コカインがあり、ゴージャスな女性もいっぱいだ。
幸いなことに、それは実行に移されなかった。
私は落ち込んでいた。サッカーを失ったことに対処できなかったと感じていた。あの興奮とアドレナリンの噴出を失った。何か他の高揚できるものを求めた」