『Independent』は「マンチェスター・ユナイテッドの元ドイツ代表MFバスティアン・シュヴァインシュタイガーは、退団に際して1380万ポンド(およそ18.2億円)の支払いを求めている」と報じた。
昨年夏にバイエルン・ミュンヘンからマンチェスター・ユナイテッドに加入したシュヴァインシュタイガー。年齢もあって移籍金は900万ユーロ(およそ10.2億円)と比較的安いものになっていた。
しかし、ルイス・ファン・ハール体制であまり活躍することが出来ずに終わり、今季やってきたジョゼ・モウリーニョ監督には戦力外通告に近いものを受けてしまった。
マンチェスター・ユナイテッドとの契約は2年残っているものの、すでに彼はリザーブチームとともにトレーニングを行っており、トップチームでの出番は望めない。
シュヴァインシュタイガー自身はかつて「マンチェスター・ユナイテッドがヨーロッパでの最後のクラブになる」と話したが、アメリカへの移籍についてはオープンな考えがあることを明かしている。
当然ユナイテッド側は彼を放出したいという考えがあるようだが、問題は給与である。
シュヴァインシュタイガーは週15万ポンド(およそ2000万円)の契約を結んでおり、これが18ヶ月残っている。選手側は、「残りの給与を全て支払ってくれれば退団に合意する」と提示しているというのだ。
この場合マンチェスター・ユナイテッドが支払わなければならない額は1380万ポンド。これではクラブが飼い殺しではなく放出を選択する意味もそれほどないのだが・・・。
すでに今年32歳になっているシュヴァインシュタイガー。このままでは(モウリーニョが解任されなければであるが・・・)あと2年近くトップレベルでプレーできない状況になりかねない。
現在交渉に臨んでいるユナイテッド側は、なんとかシュヴァインシュタイガー側に妥協してもらえないかと期待しているようだ。