10月に行われるワールドカップ予選に向け、26名の日本代表メンバーを発表したヴァヒド・ハリルホジッチ監督。

Qolyでは先ほど、その記者会見の全文記事をお届けした。

今回の記者会見でハリルホジッチ監督は多くを語らず、選手個々の評価やメンバー選考については質疑応答で答えると繰り返し強調していた。

日本代表の中心でもある海外組の多くが所属クラブで先発の機会を失っており、今回のメンバー選考に関してはハリルホジッチ監督もかなり悩んだようだ。そのため、理由や意図については聞かれたことに対して全て答えたいという結論に至ったようだ。

その結果、質疑応答はなんと1時間以上にも及んだのだが、その冒頭で招集が注目されていた大迫勇也についての質問があった。

この中でハリルホジッチ監督は大迫を呼ばなかった理由を明かし、また他にも数人の選手について名前を挙げて説明していた。その返答が興味深かったので、今回はその質疑応答部分を文字起こしする。

※できる限り口語のまま掲載

―『海外と国内のサッカーで差がある』と仰ってましたが、その海外で試合に出ている選手。例えばブンデスリーガで試合に出ている選手がいて、ブンデスリーガの2部も強さという意味ではJリーグよりも上な部分があるかもしれませんが、そこでレギュラーで出ている選手がいる。そういう選手たちを今回入れずに、今ベンチだったりベンチ外だったりする選手を残した理由をもう少し教えてください。

ハリルホジッチ「具体的にどの選手か教えてください」

―例えば大迫や細貝…(マイクを通していなかったため聞き取れず)

ハリルホジッチ「まず大迫ですけども、ここ3試合はようやく先発を勝ち取ったという感じですね。そして2得点を取りました。2得点見られましたか?

大迫はもちろん分析していますけども、やはり数ヵ月先発に出られない時代があって、ケルンのグループにも入っていなかった。

そしてさらに、出た時は中盤のあたりで出ていたんです。そして今ようやく第2アタッカーとしてのポジションを確立している。

【次ページ】大迫の2得点は、レターの提出後だった