『Ghanasoccernet』は「債権者の訴えにより、アクラ裁判所はガーナスポーツ省の口座を凍結した」と報じた。
ナイジェリアの資金難は大きな話題になったが、それを同じようにガーナのサッカー界も経済的な苦境に立たされている。
先日行われたアフリカネイションズカップ予選の最終節では、スポーツ省が国外組の選手を招集を止めるよう代表チームに要求するという異例の状況に。
アヴラム・グラント代表監督は拒否したが、さらに航空券を発給しないという手段に出たため、選手たちは自腹でガーナに戻ってこなくてはならなくなっていた。
そして、現在行われているU-17女子ワールドカップでベスト8に入ったチームにも支援は全く行き届いておらず、先日は代表監督が「手当もボーナスも出ていない」とラジオ番組で訴えるという事態になっている。
記事によれば、債権者による訴えの内容は、なんと2008年のアフリカネイションズカップにおけるサービスの料金の未払いに対してのものであるという。
ガーナのスポーツ大臣を務めているニー・ランティ・ヴァンダープイェ氏はインタビューに対して以下のように話し、借金はスポーツのためにやっているものだと語ったという。
ニー・ランティ・ヴァンダープイェ
「この借金の額はとても憂慮すべきものだ。なぜなら、我々は2000万ドル近くを借りているからだ。ホテル、チケット、旅費、食事、洗濯費など、他にも色々必要だ。
したがって、我々は多くのお金を借りている。それはスポーツ省や青少年の権利、ウィネバ・スポーツ・カレッジの運営、我々が主導するトレーニングプログラムなど、サッカーのために使われている」