『FOX』は「ライアン・ギグス氏は、マルアヌ・フェライニの獲得がパニック・バイであったことを認めた」と報じた。
2014年夏にファーガソン氏が勇退し、その後デイヴィッド・モイーズ新監督が就任したマンチェスター・ユナイテッド。大きな注目を集めたものの、チームは低迷し、シーズン終盤に解任された。
その際にはマーケットの終盤に新監督の古巣エヴァートンからMFマルアヌ・フェライニを2750万ポンド(およそ42億5000万円)という高額の取引で獲得しているものの、それが当初はうまく機能せず、パニックになっていたのでは?とも噂された。
そして、当時アシスタントコーチを務めていたライアン・ギグス氏は『Telegraph』で以下のように書き、やはりフェライニを獲得した際には通常の状態ではなかったと語った。
ライアン・ギグス
「私はデイヴィッド・モイーズを責めないよ。
マンチェスター・ユナイテッドはそれまで移籍マーケットが後半に入る前に選手を獲得してきた。しかしあのときは違っていた。よりパニックになっていたんだ。
彼はこのチームの内部についてのいかなる知識もなしにやってきたんだ。
このスカッドがどう働くのか、休みが必要なときはいつなのか、誰を起用するのが正しいのか、誰を盛り上げなければならないのか。
サー・アレックス・ファーガソンは必ずしも決まったファーストチョイスを持っていなかった。しかし、彼はそれぞれの試合に何が必要なのかを理解していたし、それを数週間先まで計画していた。
デイヴィッドは情報を持っていなかった。白紙からのスタートだった。最初のシーズンの大半を、最高の自分たちを追い求めることに費やしていた」