マメロディ・サンダウンズでプレーする南アフリカ代表MFキーガン・ドリー。12月のクラブワールドカップでも来日予定だ。
ドリーは、左サイドのMFとして躍動感のある動きから攻撃の担い手として優秀だがもう1つの顔がある。6月にケロッグ社の『ベターデイズ』というキャンペーンにおいてブランドアンバサダーに就任したのだ。
普通こうしたキャンペーンは宣伝のためにPR大使として有名人がたまたま選ばれることが多い。しかし、ドリーのケロッグ愛は本物なのだ。このツイートはつい先日のもの。2014年にケロッグのシリアルを朝食に取り入れてから390000kgのシリアルを食べ、1300000リットルのミルクを飲んだという。
曰く「学校へ行っていたころは空腹から始まっていた」というドリー。南アフリカでは5人に1人の子供が朝食を食べることができずに学校へ行くという。ケロッグはそうした事情を改善させようとしている。代表的な商品「コーンフロスティ」のキャラクターといえばトニー(ザ・タイガー)だが、南アフリカでは人間のドリーがケロッグを代表するキャラクターになろうとしている。
ドリーは混血のカラードと言われる人種でアパルトヘイト時代黒人以上白人未満の階級と必ずしも貧しい出自ではない。それでも子供時代は常に空腹におそわれていたというのだから、ケロッグは南アフリカの食料問題を救うのかも知れない。
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