元Jリーガーも所属していたブラジル1部シャペコエンセの選手たちが巻き込まれた航空機事故はサッカー界に衝撃を与えている。

ブラジルメディア『Globo』では、シャペコエンセGKニヴァウドが引退を表明したと伝えている。

2006年からシャペコエンセでプレーしてきたニヴァウドは42歳。もともとはホームで行われるアトレチコ・ミネイロとの今季最終戦(スダメリカーナ終了後に予定されていた)でクラブでの300試合出場を達成して引退する予定だったという。

コロンビアに向かう直前のパウメイラス戦の終盤に途中出場して299試合目を達成するはずだったニヴァウド。だが、結局彼はその試合に出場せず。そして、コロンビアへも帯同しなかった。

ニヴァウド(シャペコエンセGK)

「私が遠征に行く予定だったが、結局は留まることになった。

人生の全てには理由がある。

残ることになったのは、パウメイラス戦でプレーするかもしれなかったからだ。

そしてここでのアトレチコ・ミネイロ戦が引退試合になるはずだったから。それで300試合になるはずだった。

旅程が変更になって、シャペコには戻らずにサンパウロからメデジンに直行することになった。

だからカイオ(監督)は私を連れて行かないだろうと言った。他の選手を使うオプションを空けておきたいので(?)と。

そして不運にも事故が起きてしまった」

結局サンパウロで行われたパウメイラス戦には出場しなかったニヴァウド。チームはシャペコには戻らずメデジンへ直行することになり、彼をピックアップすることはなかったようだ。

涙ながらにその経緯を語ったニヴァウドは、予定されていた自らの引退試合をキャンセルし、即刻引退することを決めたようだ。

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