(1) J3を除く公式試合の審判員およびマッチコミッショナーの交通費・宿泊費は、次の基準によりJリーグが支給する。

① 宿泊費は、1泊につき金20,000 円以下とする

ただし、自宅の最寄り駅から試合開催地までの距離が200km 以上のときは前泊を認め、特別の事情があるときは後泊も認める

② 交通費は、次の基準により支給する

イ. 往復2,000 円を超えない場合、一律金2,000 円とする
ロ. 往復2,000 円を超える場合は、実費精算とする

ただし、上記基準は、以下の交通手段の利用を前提とする

片道100km 未満のときは、在来線の普通車の利用を原則とし、片道100km 以上のときは、これに加え、在来線特急列車のグリーン車および寝台列車のグリーン寝台ならびに新幹線の普通車指定席の利用を認める。

なお、タクシーの利用については原則として認められないが、不可避の場合はこの限りではない

「J3を除く公式試合」とあるので、ここではJ1およびJ2について記載されている。

宿泊費はJリーグによって支給されるのだが、その宿泊費の上限は…2万円!

ただし、前泊に関しては片道200km以上の距離がある場合のみ認められているという。

200kmというと横浜駅から豊田駅、あるいは磐田駅から京都駅ほどに相当する距離だ(いずれも直線距離)。自宅まで距離がある審判員の場合、おそらく19時以降にキックオフとなる試合の際には後泊も認められるのだろう。

ちなみに、交通費に関しては2000円以下の場合は2000円が一律で支払われ、それ以上の際は実費での精算となるという。つまり、自宅からすぐ近くのスタジアムに行く時はちょっぴりお得になる感じだ。

また、新幹線の利用が認められるのは会場までの距離が100km以上の場合である。

さて、2万円で泊まれるホテルというのはどんなものなのだろうか?

試しに、「東京在住の審判員が12月4日に行われるJ1昇格プレーオフの決勝(@金鳥スタジアム)に任命され前泊する」と仮定し、ホテル料金比較サイト「トリバゴ」を使って調べてみた。

すると…