『FIFA.com』は、マンチェスター・ユナイテッドの監督を務めるジョゼ・モウリーニョ氏のインタビューを掲載した。
先日FIFAでは年間最優秀選手賞が発表され、クリスティアーノ・ロナウドがトロフィーを勝ち取った。
また、この季節はアジアやアフリカでも各協会で優秀な成績を収めた選手が表彰され、大きな話題を集める。
しかしジョゼ・モウリーニョ監督はこれらの表彰について以下のように話し、選手個々のタイトルには気を留めていないと語った。
ジョゼ・モウリーニョ
正直なところ、私は個々の賞を気に留めてはいないんだ。
サッカーはチームスポーツだ。チームが試合に勝つ。選手個々はチームほど重要ではない。
メディアやファンは表彰を愛しているね。監督はそうではない。なぜなら、我々が働いているものと表彰の間には、幾つかの齟齬があるからだ。
しかしながら、メディアやファンの存在は試合において大きなものだ。したがって、私はその表彰に対抗しようとは思わない。
もちろん、特別な選手はいる。チームや他の選手を向上させられる才能を持つ者がいる。
それらの選手はプレースタイルやチームのダイナミズムに影響を与えられる。それが特別な選手たちだ。
私は、表彰というのは幾分誇張されたものだと感じるよ。セレモニーの1週間後には、次の年の試合に向けた準備が始まっているのさ」
(キャリアでのベストイレブンは?)
「これは、私がずっと拒否し続けている答えだ。これからもそうするだろう。
私のためにプレーしてくれているとき、とても多くの選手達が魂と血潮を捧げてくれた。
どうやれば、その中で数名の名前を挙げて、他の選手達を忘れる事ができるのだ?
ヴィトール・バイーア、ペトル・チェフ、ジュリオ・セーザル。どれを選べと言うんだね?
ジョルジュ・コスタ、リカルド・カルヴァーリョ、マルコ・マテラッツィ、ルシオ、ワルテル・サムエル、ジョン・テリー。どうやって一人を選べると?
マイケル・エシエン、ヴェスレイ・スナイデル、ネマニャ・マティッチ、コスティーニャ、マニシェ、シャビ・アロンソ、フランク・ランパード。どうしたら一人を選べる?
それに答える日が来るとは思わない。なぜなら、この手の中の兄弟たちを忘れることは決してないからだ」