15日、『Sky Sports』は「プレミアリーグの複数のクラブが、障害者の観戦支援に関する問題によって処罰を受ける可能性がある」と報じた。
記事によれば、そのクラブはウェストハム、チェルシー、リヴァプール、クリスタル・パレス、ボーンマスであるとのこと。
プレミアリーグでは現在加盟クラブに対して障害者の観戦を容易にするためのシステムを構築することを義務付けている。
2017年8月までにそのガイドラインに合致するだけの環境が整わなかった場合、2万5000ポンド(およそ340万円)の罰金、あるいは悪質な場合にはさらなる罰則(勝ち点剥奪など)が検討される。
下部リーグではダービー・カウンティやトランメア・ローヴァーズ、レクサムなどが「障害者の観戦しやすい環境を作っている」と特別に賞賛されている。
その一方、プレミアリーグではそれが意外に進んでおらず、リヴァプールとウェストハムは報告書で特に問題があると名指しで指摘されているとのこと。
リヴァプールは改築中のアンフィールドで75%しか車椅子エリアを利用できない状況となっている。
また、ウェストハムはオリンピック・スタジアムの車椅子用エリアを共用エリアに転用し、障害者サポーターの優先順位を下げたことが懸念事項になっているようだ。
なお、リヴァプールはこれらの問題を調査中であると回答し、ウェストハムは「古い情報を元にしている」と逆に報告書の内容を否定しているとのこと。