ミランが生んだ怪物GKジャンルイージ・ドンナルンマ。
今季も素晴らしい活躍で数々のピンチを救っているが、先週末に行われたセリエA第20節のトリノ戦でこんなシーンがあった。
0-2とリードされ迎えた32分、ペナルティエリア内でイニャーツィオ・アバーテがアントニオ・バッレーカを倒し、トリノにPKが与えられた。
失点すれば点差が3点に広がるという絶対的なピンチであったが、ドンナルンマはアデム・リャイッチのキックを止め、この危機を救って見せたのだ。
GKとすれば、PKの際にあえてステイするのは勇気のいる決断だ。よほどリャイッチが蹴るコースに自信を持っていたのだろうか。結局ミランはここから2点を追い上げ、試合は2-2で終了に。ドンナルンマの活躍がなければ、ミランは勝ち点1を失っていた計算だ。
そんなドンナルンマだが、今季はPKの際に傑出した成績を残している。
Da qui non si passa! ⛔️ @gigiodonna1 il para rigori 🔝
No Entry! ⛔️ Gigio #Donnarumma the penalty stopper 🔝 pic.twitter.com/NP7A2QJa9W
— AC Milan (@acmilan) 2017年1月17日
止める!止める!!止める!!!
12 rigori fronteggiati da professionista, solo 6 gol. Contro @gigiodonna1 dal dischetto si segna solo una volta su due. pic.twitter.com/SbnJOvlXwa
— Milan TV (@MilanTV) 2017年1月17日
ミラン公式によれば今季は12本のPKを経験し、うち6度でこれを阻止しているという(相手の失敗含む)。つまり、阻止率は驚異の50.0%だ!
PKに強いGKといえば、まず思い出されるのはバレンシアのジエゴ・アウヴィス。その阻止率はリーガ通算で45%ほどと異次元だが、ドンナルンマもそれに次ぐ存在となるだろうか。