FIFAのテクニカルディレクター、マルコ・ファン・バステン氏が提唱し話題となっている新たな改革。

10の提言はいずれも斬新であるが、なかでも賛否を呼んでいるのがオフサイドルールの廃止案である。

サッカー史に残る名ストライカーは「オフサイドなしでどのように動作するものか、非常に興味がある」と話しているが、アーセン・ヴェンゲル監督などは反対の声をあげている。

では、オフサイドルールをなくしてサッカーを行うと一体どうなってしまうのだろうか?

そんな貴重な実験が、ドイツの下部リーグで行われていた。今回は、昨年11月に行われた記事をPlayback!

ドイツの5部リーグで驚きのトライアルが試された。

なんと、オフサイドルールを撤廃した状態でサッカーの試合が行われたという。

このゲームを主催したのはドイツのサッカー雑誌『11フロインデ』だ。

同紙はドイツ5部に所属するヘルタ03ゼーレンドルフとテニス・ボルシア・ベルリンを招き、オフサイドルールなしの特別な一戦を開催。

ゲームは30分ハーフであったのだが、主審に公式審判員であるフセイン・エロル・オザダリを指名するなどしっかりと準備をして臨んだそうだ。

オフサイドがないということで両チームは独自の戦術を採用。

テニス・ボルシア・ベルリンは前線に1人を置き、残りの選手をディフェンスポジションに円状に配置させた。チームを率いるダニエル・フォルベルト監督は中盤を省略した意図について、「ハンドボールのようにプレーするつもりだ」と明かしている。

一方のヘルタ03ゼーレンドルフは、最終ラインを高く上げるシステムで臨んだ。これはホッケーでよく見られるような戦術であるそうだ。

結局試合はヘルタ03ゼーレンドルフが1-0で勝利。決勝ゴールは、やはりオフサイドポジションにいた選手があげたという。

試合後、このトライアルについては様々な声が出ている。

『11フロインデ』のクリストフ・ビーアマンは、この試合が中盤での激しい戦いであったと言うよりは、ピッチの端から端までを利用したオープンなものになったと言及。

また、ドイツ2部ウニオン・ベルリンのスポーツダイレクターを務め、この試合に第三者的な専門家と招かれたヘルムート・シュルトは「もしもこのルールの導入を将来的に考慮すれば、苦しむことになるはずだ」とコメント。「予想していた以上につまらなかった」と振り返っている。

さらに、ヘルタ03ゼーレンドルフのマークス・シャット監督はロングパスが多用されたことを指摘しており、「私はショートパス主体の試合を好むよ」と話している。

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