20日、『Daily Mail』など各メディアは「ACミランは、公式サイトに掲載した移籍情報を削除せざるを得なくなった」と報じた。

数日前からACミランが獲得に動いていると伝えられていたのが、エヴァートンのFWジェラール・デウロフェウ。

バルセロナの下部組織で育成されたウインガーは今季エヴァートンであまり出番を与えられておらず、今冬のマーケットで退団が噂されていた。

ミランは今冬彼を購入オプション付きの期限付き移籍で獲得したいと考えており、これまで10日間交渉を続けていたという。

そして20日、ACミランは公式サイトとツイッターに『Welcome Deulofeu!』という声明を発表したのだが…。

ところが、その直後に当のエヴァートン側がそれに対して抗議。会談には現状特に結論は出ていないと発表し、ミランのものは虚偽の声明であると主張したのだ。

それを受けてミランは当該のツイートを削除することになり、なんともバツの悪いことになってしまったのである。

ロナルト・クーマン監督は先日行われたクリスタル・パレス戦の前に以下のように語っており、デウロフェウの状況を心配していた。

ロナルト・クーマン

「ジェリーと話をしたが、彼にとっては難しい状況だ。退団することで解決方法を見出せるのなら、問題ない。しかし最終的な決断は経営陣である。

第一はクラブにとって何が最善となるか。第二に選手にとって何が最善か。ジェリーにとってはどこかでプレーの時間を得ることがベストだ」

思わぬタイミングで情報が公式から漏れてしまったジェリーであるが、このままミランへ移籍して出場機会を獲得することが出来るのだろうか?

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