昨年末に起きた墜落事故で多くの選手やスタッフが亡くなったシャペコエンセ。
このほど、事故後初めて正式な試合を開催した。シャペコにあるアレーナ・コンダに昨季王者パウメイラスを迎え親善試合を行ったのだ。
It was a day filled with incredible emotion and grief
Chapecoense played their first match since the plane crash
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— BBC Sport (@BBCSport) 2017年1月22日
2万人が詰めかけた試合の前には事故の生存者であるDFネト、GKジャクソン・フォウマン、DFアラン・ルシェウの3人が、コパ・スダメリカーナのトロフィーを掲げる場面も。彼らと遺族たちには優勝メダルが授与され、フォウマンらは思わず感極まっていた。
事故では71名の方々が命を落としており、試合が71分を迎えた際には一旦中断となり、両チームの選手やサポーターが犠牲者への追悼の意味を込めた拍手を送ったそう。
そんな一戦は2-2の引き分けで終了。『BBC』によれば、試合の収益の半分は遺族たちへ、もう半分はクラブ再建のために使われる見込み。
生存者のひとりであるアラン・ルシェウは、土曜日にシャペコに戻ってきた際、最初にしたのはお気に入りのパン屋に行くことだったそう。
アラン・ルシェウ
「そうだね、そこが最初に行った場所さ。
かなり早くに起きたのと、(朝食を)食べていなかったからね。
だから、最初に行ったところはパン屋だった。
僕らはそこによく通っていたんだ。練習の後に、自分と(事故で亡くなったGK)ダニーロとフォウマンでね。
だから新たなスタートとしてはいい場所だったんだ」