今年も多くの選手が動いた1月31日の「デッドラインデー」。
ビックリするような額での移籍はなかったものの、マノーロ・ガッビアディーニがナポリからサウサンプトンへ移るなど実力派がプレミアリーグへと渡った。
そんななか、この冬のマーケットでは新たな傾向が見られたという。
#PremierLeague clubs have recorded a transfer window profit for the first time in its history.
▶️ https://t.co/RORKEvoeUV pic.twitter.com/9DYp8LNLQM
— BBC Sport (@BBCSport) 2017年2月1日
英国『BBC』によれば、今冬のマーケットにおいてプレミアリーグのクラブが選手の獲得に費やした総額は2億1500万ポンド(およそ304億1500万円)。
これは2011年にマークした2億2500万ポンド(およそ318億3000万円)に次ぎ史上2番目の値で、もちろんヨーロッパでは最高額である。今年もその高額出費が目立った形だ。
しかし、例年と違うのはここからだ。
プレミアリーグのクラブは、この冬選手の売却で総額2億3000万ポンド(およそ325億5000万円)を得ており、収支で見るとおよそ1700万ポンド(およそ24億円)のプラスになったという。
プレミアリーグからはディミトリ・パイェットやメンフィス・デパイといった選手が海外へと活躍の場を移した。さらにはオスカルが6000万ポンド(およそ85億8000万円)で上海上港へと渡り、オディオン・イグアロも破格の移籍金で中国へと移籍した。
選手の獲得にこれだけの金額を投じながらも黒字化したのは、中国の存在あってのこと。プレミアリーグの移籍市場は、新たな局面を迎えたと言えるだろう。