今年も多くの選手が動いた1月31日の「デッドラインデー」。

ビックリするような額での移籍はなかったものの、マノーロ・ガッビアディーニがナポリからサウサンプトンへ移るなど実力派がプレミアリーグへと渡った。

そんななか、この冬のマーケットでは新たな傾向が見られたという。

英国『BBC』によれば、今冬のマーケットにおいてプレミアリーグのクラブが選手の獲得に費やした総額は2億1500万ポンド(およそ304億1500万円)。

これは2011年にマークした2億2500万ポンド(およそ318億3000万円)に次ぎ史上2番目の値で、もちろんヨーロッパでは最高額である。今年もその高額出費が目立った形だ。

しかし、例年と違うのはここからだ。

プレミアリーグのクラブは、この冬選手の売却で総額2億3000万ポンド(およそ325億5000万円)を得ており、収支で見るとおよそ1700万ポンド(およそ24億円)のプラスになったという。

プレミアリーグからはディミトリ・パイェットやメンフィス・デパイといった選手が海外へと活躍の場を移した。さらにはオスカルが6000万ポンド(およそ85億8000万円)で上海上港へと渡り、オディオン・イグアロも破格の移籍金で中国へと移籍した。

選手の獲得にこれだけの金額を投じながらも黒字化したのは、中国の存在あってのこと。プレミアリーグの移籍市場は、新たな局面を迎えたと言えるだろう。

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